ネイビス(St. Kitts and Nevis Federation)は英国法の根付いた国で、世界でもっとも犯罪発生率の低い国の一つです。
個人的自由については、国連によって世界のトップテンにランクされています。
オフショアの活動を保証するためのさまざまな法制度が整備され、特に1985年に制定された「The Confidential Relationships Act」によって、機密保護について厳密な規定が行われています。
Updated: 14 Oct 2019
Author: Alan, K.
ネイビスはカリブ海に位置する小国です。正式名称は「St. Christopher(St. Kitts) and Nevis」。
法システムは英国法のそれに準拠しています。
国民の教育程度は高く、識字率は世界最高クラスにランクされています。世界で最も犯罪発生率の低い国であり、個人的自由については、国連によって世界のトップテンにランクされています。
さらに、オフショアの活動を保証するためのさまざまな法制度が整備され、特に1985年に制定された「The Confidential Relationships Act」によって、機密保護について厳密な規定が行われています。
この法律はビジネスによるいかなる情報も公開することを禁止し、この規定は当然銀行や専門家、政府の公的機関にも適用されます。
これら一群の法律はかなり厳しいもので、違反する行為があれば直ちに逮捕・拘留・起訴・服役などということになります。このため海外からのオフショア利用は安心して行うことができます。
ネイビスは機密保護法の規定と相まって、以下のようなメリットを法人オーナーに提供します。
法人の登記事務所はネイビス国内になりますが(私どもで用意します。基本サービスに含まれています)、世界のどこに代侮末ア所を設けてもかまいません。これは国際法人ですので、ネイビス国内に事務所を設けなければならないという規定はありません。
ネイビスには二つの法人の形が存在します。
ひとつはIBC(International Business Company)で、Nevis Business Corporation Ordinance (1984) に基づくものです。
もうひとつはLimited Liability Companies (LLC) で、Nevis Limited Liability Company Ordinance (1995) に基づいています。
もちろんどちらの形の法人も設立可狽ナす。
ネイビス法人の最低資本金(Standard Authorized Share Capital)はUSD 50,000です。
ただしこれはノミニーキャピタル(名目上の資本金)ですので、実際にこの費用を積み上げる必要はありません。書類の上で届け出るだけです。
設立には最低一名の役員(Director)、最低一名の株主(Shareholder)が必要です。カンパニーセクレタリーも必要となります。
ネイビスでの法人設立手続きは以下のものがすべて含まれます。
なお、費用は資本金をUSD 50,000とした場合の費用です。これ以上の資本金を届け出る場合は資本金の額に応じて費用が加算されます。
タックスヘイブンは税金が発生しない代わりに、法人登記の更新を行います。
この際 の政府納付金や手続き費用が国家の収入になるという仕組みです。
初年度の納付金などは、上記の価格にすべて含まれています。
次年度からは、政府納付金と現地住所の年間管理費それに更新手続き費用をあわせて、1499.00ユーロ(EUR) 必要です。
お垂オ込み(ご送金)いただいてから、現地での手続きに、およそ15日前後(営業日)かかります。
書類の郵送などの日数も必要ですので、約3週間程度の時間を見込んでおいて下さい。